機構概要

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部門紹介

−化学物質の未来に私たちの技術とノウハウを役立てたい。−

環境保全、化学物質の安全性、信頼性保証などの諸問題に対して 化学物質の評価研究分野における最先端の技術と手法でバックアップ致します。

業務概要・各部門紹介

高分子技術部門

当部門は、我が国における高分子(ゴム・プラスチック)の第三者試験機関として、長い歴史と経験に裏付けられた技術を有しています。創立以来、ゴム・プラスチックなどの高分子材料及びその製品、さらには無機材料についても成形加工試験、配合設計、物性試験、化学分析等を通じて総合的評価試験を実施しています。さらに、蓄積された豊富なデータと最新の技術を生かし、基礎研究、応用研究、商品開発等の支援業務を行うとともに、材料、製品の寿命予測、火災等を含めた事故原因究明等を実施しています。

環境技術部門

地球の温暖化、ダイオキシンの発生、内分泌かく乱作用の疑いのある物質など地球規模の環境汚染への対応が求められています。当部門では、特に産業活動の最終段階(処理・廃棄)に関する各種法律に対応した環境測定業務を実施しています。環境モニタリング、化学分析等を行うことによって化学物質の環境影響を評価し、地球環境の保全に貢献すると共に、人の健康を守るため役立っています。

化学標準部門

最近の化学分析は、微量成分の分析が可能な機器分析が主流になってきました。そのため、分析値の信頼性が特に重視されています。分析機関間でのデータの比較にも、データの信頼性が保証されなければなりません。標準物質は、データの信頼性を保証するために役立っています。本機構は、計量法トレーサビリティ制度の指定校正機関として経済産業大臣の指定を受けており、標準ガス、pH標準液、金属標準液、陰イオン標準液等の特定標準物質を製造し、特定二次標準物質の校正(値付け)を行っています。

クロマト技術部門

分析技術におけるクロマト分析は、重要な位置を占めています。当部門では、ユーザーとしての長年の経験をもとに、簡便性と高性能を追究したガスクロマトグラフ及び液体クロマトグラフのカラムを技術開発してきました。現在、高速液体クロマトグラフ用に各種「L-column、L-column2」、ガスクロマトグラフ用に大口径オープンチューブラーカラム「G-column」を供給し、皆様方の新技術への対応と試験・研究への一助を担っています。

化学物質安全部門

1973年の当部門設立以来、6,000以上の化学物質について「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に基づく安全性試験を実施してきました。人の健康や環境への影響を評価するため、各種GLP基準に適合した生物試験、生体内微量化学物質の分析に必要な技術・設備を保有しています。また、 MSDS作成や化学物質の安全管理に必要な試験等の設計から実施、さらには安全性の総合評価まで実施しています。

安全性評価技術研究所

地球環境を守り、化学と人との良い関係を創り出すことは、今や世界中が取り組んでいる重要な課題です。そのためには、化学物質をあらゆる視点から分析・評価しなくてはなりません。安全性評価技術研究所では、化学物質によって引き起こされる毒性をメカニズムベースで解析するなど試験・分析に係わる研究開発及び事業化を行っています。また、国及び民間企業からの依頼による調査・評価業務として国際的に通用する安全管理情報を収集するとともに、化学物質のリスク評価手法の開発とその事業化に取り組んでいます。