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今や生活に欠かすことのできない高分子材料。その多くはゴムやプラスチック、繊維として身の回りで広く使用されています。広く使われるからこそ、その性能や寿命を評価することが求められます。
高分子技術部門では、高分子材料の物性試験やそれに含まれる化合物の分析試験を行っています。その中でも私は、ゴム・プラスチックの加工試験と物性試験を担当しています。規格に沿った試験だけではなく、ゴムメーカーや自動車部品メーカーといったお客様が要望する特殊な試験も行い、試験体の物性や寿命を評価しています。また、扱う試験体もタイヤやホースといった普段よく目にするものから、大型設備内で使用される部品までと多岐にわたり、時には試験方法のご提案や新規試験方法の検討から行うこともあります。
このような業務を通して、様々なメーカーの研究・開発を支える仕事をしています。
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入構当初は初めて経験することばかりで覚えることも多く、一つの試験を完了させるのにも大変な思いをしました。しかし、様々な業務を担当することで、徐々に技術・知識が身に付き、基本的な試験だけではなく、特殊な試験にも自信をもって取り組めるようになりました。 多くの経験を積むことで、お客様が意図する要望をより深く考えられるようになり、こちらから新しい提案も行えるようになりました。これからも、お客様から信頼していただける存在を目指して、業務を行っていきます。
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貨物船で使用される電線の被覆材の寿命評価を担当したことがありました。試験体を作製するとこ
ろからの試験でしたが、材質は企業秘密のため詳細が分からず、自ら情報収集をして配合から検討を行いました。この試験体を用いて、様々な条件で劣化させる、劣化後に物性値を測定する、物性値から寿命を推定する、という、これまで経験してきた試験を一つに集約した試験でした。
実施する条件数が多く苦労しましたが、最終的にはお客様にご納得いただける試験結果をお出しすることができました。
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仕事には繁忙期もありますが、夏には夏期休暇が5日間、毎週水曜日はノー残業デー、通常の土
日祝祭日の休日もありますので、しっかりと自分の時間をとることもできます。休日には旅行や趣味にも費やすことができますので、プライベートも充実しています。
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お客様の中には、試験結果だけではなく、トラブルの解決策を求める方も多くいらっしゃいます。その解決策に繋がる試験結果をご提供できるように、試験方法を提案し、時には試験機の作製から行い、お客様に寄り添った仕事をしていきたいです。そして、「CERIさんでダメなら仕方がない」と言われるような「最後の砦」として信頼される存在になりたいです。
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