CERIの仕事

化学標準部門 業務案内 「先輩の声」

業務内容
化学標準部門は
化学分析で必要となる、信頼性の高い標準を供給することで測定結果の信頼性を確保するために
計量法上の国家標準としての標準物質(標準ガス、標準液)の
開発及び調製と下位の標準物質の濃度決定を行っています。
。

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私たちの生活とのかかわり

例えば、

・環境中における有害物質の濃度測定結果の信頼性確保(例えば、自動車排ガス中の有害物質の測定)

・各試験室の化学分析結果の信頼性確保(水道水中の有害物質の測定など)

・工場内で製品を製造する場合の製品についての化学分析結果の信頼性確保(製品が予定どおりの成分で製造されているかなど)

などに利用されています。
あらゆる化学分析の信頼性にかかわる大切な業務です。

具体例として

・現在、国際度量衡委員会という国際機関の下で、各国を代表する標準機関(CERIも参加)が集まり、各国の標準物質がどの程度、信頼できるかという国際的な比較試験を行っています。その結果、日本の結果は、非常に優秀な結果となっています。国家標準につながる標準物質を測定に用いることにより、日本国内から提供されるデータが信頼できることを裏付ける一つの証拠とされ、海外との輸出入等におけるデータの交換がスムーズになり、日本製品の輸出促進に繋がります。

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化学標準部門のこれから

現在、測定された結果が本当に信頼できるのか、その信頼性はどの程度なのかが、国際的に大きな問題となっています。測定結果の信頼性の確保を図るためには、信頼できる標準が必要になります。このため、引き続き、国内外の機関と協力しながら、信頼性の高い標準物質の開発を行っていきます。特に、国際的にも通用する技術力が必要であることは勿論ですが、海外の機関とのコミュニケーションが必要になってくると考えています。

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標準ガス天秤
標準液測定装置(自動滴定装置) 標準液測定装置(高精度pH測定システム)
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CERIを志望される皆さんへメッセージ
  決して派手な仕事ではありませんが、日本国内では、唯一私たちだけが実施している指定校正機関の仕事です。プロジェクト目標を達成できたときの喜びは大きいと思いますよ!  
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