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材料物性

圧力センサ法によるガス透過性試験

ガス透過性試験は、試験片を透過するガス量(ガス透過度、ガス透過係数)を測定する試験です。
試験法は「差圧法」と「等圧法」に大別されます。当機構では試験片によって隔てられた一方を真空に保ち(低圧側)、もう一方に試験ガスを導入し(高圧側)、低圧側に透過したガス量を測定する「差圧法」により試験を行っています。
「圧力センサ法」では、試験片を透過するガス量を圧力変化により測定します。

【試験詳細】

試験ガス        :酸素、窒素、水素、ヘリウム、アルゴン、二酸化炭素、空気、メタン、プロパンなど
                       それ以外のガス種についてはお問い合わせください。
試験片寸法    :直径40 mm以上、厚さ約 5mmまで
試験片数       :3
試験温度       :10℃〜90℃
準拠規格       :JIS K 6275-1、JIS K 6404-3、JIS K 7126-1

一定面積を持つシート状の材料であれば試験可能です。
また、繊維を含む引布などについても試験可能ですのでお問い合わせください。

図1 ガス透過性試験機(圧力センサ法)
図1 ガス透過性試験機(圧力センサ法)

 

【測定原理】
圧力センサ付きセルの間にサンプルを取り付け、経過時間によって変化する低圧側セルの圧力値をプロットします(図2参照)。

図2 ガス透過性試験(圧力センサ法)の概略図
図2 ガス透過性試験(圧力センサ法)の概略図

 

【測定結果例】
経過時間と低圧側セルの圧力変化をプロットすることによって得られたガス透過曲線(図3参照)の傾きが直線になった部分を「定常状態」とし、傾きからガス透過度を算出します。また、遅れ時間を測定することで溶解度係数、拡散係数を算出することも可能です。

図3 ガス透過曲線
図3 ガス透過曲線

 

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