先輩の声

安心・安全な世の中のために CERIの仕事
世の中の安全・安心に寄与する仕事に就いて

 環境技術部門では大気、河川などの環境中の化学物質はもちろん食品、医療器具など様々な製品に含まれる化学物質の分析など幅広い業務を展開しています。
 私は現在、主に輸入食品中の残留農薬分析を行っています。この試験は、基準値を超えて輸入食品に農薬が残留していないか、輸入食品が市場に流通する前に検査するという試験です。
 使用する機器や前処理方法は食品と農薬の種類によって異なるなど覚えることの多い試験ですが、食の安全を守る非常に大切な業務であり、とてもやりがいがあります。
 ほかに、大気、河川中の農薬モニタリング試験や医療器具のエチレンオキサイド残留試験など課員と協力し、様々な知識や技術を身につけながら仕事に取り組んでいます。

専門性の高い資格を取得し、分析のプロフェッショナルに

作業風景 異動後1年目は、わからないことが多く、先輩や上司の指示どおりに動くのが精一杯ということが多かったのですが、仕事に携わるうちに知識や技術が身につき、試験を進めていく中でよりよい試験法、分析の提案を行うことができるようになりました。
 環境技術部ではサンプリングで課員が外出することが多いため、自分のことばかりでなく、課全体を考えた試験のスケジュールを立て、スムーズに仕事を行えるよう意識するようになりました。
 そのような中、ある食品の残留農薬分析試験について、初めて試験の見積りの作成から、実際の分析までを行うことになったときは、勉強や多くのデータの取得など、苦労も味わいました。しかし、試験が受注でき無事に終了したときは、苦労が報われた思いで、非常にうれしくやりがいを感じました。
 現在、食品中の残留農薬分析は、従来に比べてより迅速で簡便な試験法の開発が盛んに行われています。私自身も、新しい試験方法を独自に開発・受注し、食の安全に貢献したいと考え、日々学会誌やセミナーなどで、新しい知識や技術の向上に努めています。

人とのふれあいを大切にする職場

 仕事の繁忙期はありますが、毎週水曜日にノー残業デーが実施されていることにより、そうした時期でもプライベートを充実させることができます。
 また職員同士は和気あいあいとしていて、都合を合わせて職員同士で飲みに行ったり遊んだりと充実した日々を過ごしています。

CERIを志望される皆さんへメッセージ
   

 CERIは、一人ひとりのやる気がとても大切にされています。語学研修制度や通信教育、学位や資格の取得のサポートなど、職員が制度を活用して個人の能力向上に取り組んでいます。
業務が多岐に渡るため学生時代の専攻とあまり関わりのない業務を行うことに不安を感じる方もいると思いますが、研修制度や先輩の指導がありますので、心配はいりません。
 みなさんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

 
 
 
1日のスケジュール
プロフィール
 

学生時代は、有機化学を専攻。 高分子材料(プラスチック)の複屈折の研究に取り組んだ。