臭気指数
臭気指数は次式で算出されます。
臭気指数=10×Log(臭気濃度)
臭気濃度とは、臭気を無臭の清浄な空気で希釈したとき、ちょうど無臭に至るまでに要した希釈倍数として定義されています。例えば臭気濃度100の臭気とは、その臭気を無臭の清浄空気で100倍に希釈したとき、臭いが感じられなくなる臭気のことです。
日本では官能試験である臭気濃度の試験方法として、三点比較式臭袋法が採用されています。
臭気濃度100の場合、臭気指数であらわすと、臭気指数=10×Log(100)=20となります。
人間の嗅覚は刺激量の対数に比例する(ウェーバー・フェヒナーの法則)ため、臭気濃度よりも臭気指数という尺度の方が、より人間の感覚量に近いといえます。