育児休業等の体験談

育児休業の経験と育児をしながらの仕事について
入構から現在までの仕事

 私は現在、主に化学物質の有害性を評価する業務を行っています。
 有害性評価とは、化学物質の体内動態や、感作性や発がん性など人健康に関わる様々な毒性試験等の情報を収集し、毒性について評価するというものです。広い専門知識が必要とされる分野ですが、日々学びながら業務を行っています。
 最近は化学物質の構造からその毒性を予測するというQSAR業務に関わり、非試験法というCERIとして新しい分野の業務に取り組んでいます。また、国の受託事業として化学物質の有害性を区分するGHS分類を行っています。政府の分類結果は国内だけなく海外の工業会にも影響を与えることがあるため、年に8回ほど委員会を開催し、各分野の専門家とCERIの分類結果について繰り返し検討しています。委員会は各分野の専門家の意見を伺い直接質問できる貴重な機会だと考えています。

就職活動、また実際に就職するまでにもっていた育児休業、育児勤務に対するイメージは?

 入構前は育児休業や育児勤務に関して漠然と大変そうだなというイメージで、実際に自分が取得することはあまり想像できませんでした。

 入構したときには、多くの先輩職員が子育てをしながら活躍されていたので、私も育児制度を利用し仕事を続けようと思っていました。
 しかし、休業後、自分が育児勤務 (時短勤務)を取得するとなると、限られた時間の中で業務を行えるか、周囲に迷惑を掛けないかなど不安がありました。
 また、仕事を続けたいという意思があっても、保育園に入園ができなかったり、子供の健康状態に不安があったりなど、状況によっては仕事を続ける事ができない場合もあり、とにかく未知数な事が多かったため、とりあえずやってみようというような気持ちでいました。

 質問や相談のしやすい雰囲気の職場で、周りの方にサポートしていただき、子供を育てながらもやりがいのある仕事に関わらせていただいている事に感謝しています。
また、チームで打合せを重ねて進めていく業務が多いのですが、子供の体調が悪く突然休まなくてはいけない場合のために、情報の共有化やバックアップ体制を考えておくなど工夫が必要である事を学びました。
 職場には育児休業や育児勤務中の方が多くいるため、子育てに関する話題などしやすい雰囲気です。休憩時間にはプライベートや子育てに関する事などをよく話します。
 大変そうと思われがちな仕事と子育ての両立ですが、思いどおりにならない子育てのストレスは仕事に集中することで解消され、仕事で大変な時は子供の存在で癒される、という意外な相乗効果があると感じています。

 化学物質のリスク評価が独力でできるようになるのが目標です。
 簡単なように聞こえるかもしれませんが、有害性評価、更にはリスク評価という分野は広い専門性が必要とされます。私の場合は毒性試験の経験がないため、机上から学ばなくてはいけない事がとても多いです。
 以前、毒性試験の経験が無いままに化学物質の評価業務を行えるのか不安に思い上司に相談したところ、1つの試験を実施する時間で何倍もの試験報告書や評価書を読む事ができると捉えればよいと励ましていただきました。
 今は一つひとつの評価業務から多くのことを吸収し、知識と経験を積んでいきたいと考えています。
 またQSAR業務については、最新の動向の情報収集とともに、学会発表など周囲へのアピールが必要と感じていますので、意識して取り組んでいきたいと思います。

CERIを志望される皆さんへメッセージ
   

 CERIは化学物質の安全性に関する試験、研究、評価など、広い範囲の仕事に関われるのが強みだと思います。
 新しい分野に挑戦してみたい方や、自分の専門分野をいかしたい方など、どなたでもチャンスがあると思います。

 
 
育児休業等の制度利用者数の推移
正職員のみのデータ

項 目

2011年度

2012年度

2013年度

2014年度

2015年度

育児休業

7名

6名

10名

6名

5名

育児勤務

7名

5名

8名

10名

8名

1年の中で、育児休業、育児勤務の制度を1日でも利用した延べ人数です。
なお、育児休業からの復職率は100%です。
 
 
1日のスケジュール
プロフィール
 

学生時代は、生殖生物学を専攻。 哺乳類の卵子の受精メカニズムの解明と、発生率向上を目的とした研究に取り組んだ。