CERIの仕事

安全性評価技術研究所 業務案内 「先輩の声」

業務内容
安全性評価技術研究所は
安全・安心な社会に貢献するために、
新規試験法の開発化学物質の安全性評価をしています。

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私たちの生活とのかかわり

私たちが医薬品や農薬などを含む化学物質の恩恵を受けて豊かな生活を送るためには、化学物質の特性を理解し、適切な管理下で使用することが重要であり、化学物質の「薬効・機能」及び「安全性」の両側面からの評価が必要です。
私たち安全性評価技術研究所では、研究開発部門として化学物質の「薬効・機能」及び「安全性」の評価を行うための試験法開発に取組むとともに、人の健康や環境への有害影響を未然に防止するために化学物質の評価を行っています。

具体例として

・抗体医薬品の生物活性測定法*1といった「薬効・機能」を評価する試験法を開発し、CERIの受託メニューとしてお客様に活用いただいています。

・動物愛護に配慮した化学物質のアレルギー性評価法の開発*2を進めています。

・試験法開発の国家プロジェクトに参画し、国際的に認められる「安全性」のための試験法であるOECDテストガイドラインを複数開発しています。

・国が実施する3,000以上の化学物質の危険有害性を評価するとともに、身の回りの化学物質のリスク評価*3を行うことにより、社会における化学物質の「安全性」の確保に貢献しています。

成果の例:

  1. Hirosaki et al. (2019) Effects of Soluble Tumor Necrosis Factor (TNF) on Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity of Therapeutic anti-TNF-α Antibody. Immunol Invest; 48(5):441. doi: 10.1080/08820139.2018.1549067.
  2. Maeda et al. (2020) α-Sens: The improved ARE-Nrf2-based sensitization screening assay using normalized transcriptional activity. Toxicology; 439:152476. doi: 10.1016/j.tox.2020.152476.
  3. Ishii et al. (2021) Safety evaluation of recycling process used to produce recycled pulp for adult paper diapers. Regul Toxicol Pharmacol; 122:104909. doi: 10.1016/j.yrtph.2021.104909.
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安全性評価技術研究所のこれから

・社会に求められる「薬効・機能」及び「安全性」に係る試験法の研究開発を通じて、社会における課題解決に貢献していきます。

・具体的には、動物愛護や試験コスト等の問題から強く社会に求められるようになっている実験動物を使わない試験法(コンピューターによるin silico予測や細胞を用いるin vitro試験法等)の研究開発を推進していきます。

・学会発表や論文投稿を精力的に行い、開発した試験法の普及に努めていきます。

・安全・安心な社会を実現するために、化学物質の危険有害性評価の実施や評価法の提案を通じて、企業が化学物質の「安全性」を確保する管理を適切に実施できるよう支援していきます。

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細胞培養実験   マイクロプレートリーダー
細胞培養実験   マイクロプレートリーダー
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CERIを志望される皆さんへメッセージ
  社会の役に立つ研究開発、安全性情報の提供を念頭に、「どうしてだろう」という疑問や既存評価の問題点を見つけて、「どうしたらよいだろう」と解決策を模索し、試行錯誤し続けられる新しい力をお待ちしています。生命科学、薬学、生物学、データサイエンスを専攻されてきた学生の方々にとって、新たな分野にチャレンジしながら、自らの専門性を高め、社会に貢献できるやりがいのある仕事であると確信しています。  
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