<一般的な浸せき試験>
高分子材料(ゴム・プラスチック)に対して、オイルや試験用燃料油、潤滑油、酸、アルカリ等の浸せき液がどのような影響を及ぼすかを評価します。JISやISO等の規格において試験法が定められており、機構では、規格に定められた試験を実施する以外にも、様々な環境下での浸せき試験を実施しています。
◆仕様(左)◆ ◆仕様(右)◆ |
試験管にサンプルとオイル等の浸せき液を入れ、恒温槽(上図)に設置します。浸せき液の沸点前後の温度下で浸せき試験を実施する場合、浸せき液の揮発を防ぐため、左に示す密閉容器を使用します。密閉容器の内圧限界は、右端の容器が15 MPa、それ以外の容器が0.5 MPaです。 |
◆対応規格◆ JIS K 6258、JIS K 7114、JIS K 6348、ISO 1817、JWWA K 120、JASO M 319、JSWAS K-1、K-2、他 |
<特殊な暴露試験>
特殊な環境下、規格以外の暴露評価に対応します。
耐圧容器に液化プロパンガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等の燃料系液化ガスを試料とともに充填し、試料に及ぼす影響を調べます。
水道水に含まれる残留塩素に対する影響を調べるため、塩素水に浸せきし、促進劣化処理を行います。
オゾンが溶解した水、いわゆるオゾン水に対する影響を調べます。
その他、ご要望に応じて様々な暴露評価試験を行っています。