ダイオキシン類は、廃棄物等を焼却する際の燃焼過程で生成するほか、過去には農薬等の工業製品に不純物として含まれていました。その毒性の高さから、海外ではPOPs条約1)の附属書C「意図的でない生成」に指定され、国内ではダイオキシン類対策特別措置法により、環境基準や排出規制などが設定されています。
また、ダイオキシン類は基準値が非常に低く、極微量まで分析する必要があり、その濃度を正確かつ精度よく測定する必要があります。
本機構では特定計量証明事業者の認定をいち早く取得し、採取計画、試料採取、前処理、機器分析、結果の検証、報告書発行まで一貫した精度管理体制の下に測定を行っています。
水質、土壌、底質等の環境測定のほか、溶媒や農薬原体等の工業薬品、燃焼発生ガスの測定も行っていますので、お問い合わせください。
1) 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約
媒体 | 試料例 |
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環境試料 | 水質(河川水、排水等) 土壌、底質 *特定計量証明(MLAP)で対応 |
製品等 | 高純度溶媒 農薬原体・製剤 防虫剤 染料、顔料 |
その他 | 焼却灰 作業環境測定 製品等からの燃焼発生ガス |