一部3’IVT Arrayのプローブと重複しながら、転写産物の全領域でプローブ設計(1遺伝子あたり約26プローブ)を行っています。そのため、3’IVT Arrayよりもバイアスが少なく遺伝子発現の全体像を捕らえることができます。

Gene ST Arrayで得られた画像データは、数値化において遺伝子毎に1つの発現値にまとめられるため、非常にシンプルで解析しやすいデータが得られます。
以下のような流れで受託解析を実施します。基本メニューとしてはお客様からtotal RNAをご送付いただくことからスタートします。

【受託解析の流れ】
| RNA品質検定 |
|
|---|---|
| マイクロアレイ実験 |
|
| データ解析 |
|
報告書(印刷物)以外に、以下のデータを電子ファイルとして納品します。なお、報告書には方法、結果(考察)を含みます。
| 納品物 | (1)解析結果報告書(ハードコピー)
(2)RNA品質検定結果(Excel及びPDFファイル) (3)画像データ(TIFFファイル)* (4)数値化データ(Textファイル) (5)QCレポート結果(Textファイル) |
|---|---|
| 納期 | 約3週間(サンプル受領から) |
以下の条件に合ったtotal RNAサンプルをご準備ください。
| 種類 | total RNA(カラムフィルターで精製) |
|---|---|
| サンプル量 | 500 ng以上 |
| 濃度 | 20 ng/μL以上(推奨;100 ng/μL以上) |
| 溶媒 | Nuclease Free水(DEPC水不可) |
| A260/A280 | 1.8以上 |
| A260/A230 | 1.5以上 |
| RIN※ | 5.0〜7.0以上 |
※RIN;RNA Integrity Numberの略であり、RNAの分解度を1〜10で数値化したもの。
10に近いほど分解していないRNAを表す。
*サンプルは返却しませんので、必要量をお送りください。
*上記基準に満たない場合はご相談ください。
*ヒト臨床サンプルの場合、HIV、HCV等感染性のあるサンプルは受領できません。
*組織・細胞等からのtotal RNA精製も承ります。お気軽にお問い合わせください。
本解析の価格に関しましては、本機構までお問い合わせください。
お問い合わせ先はこちら。