本機構ではPFAS※1の分析を実施しています。POPs条約※2、化審法※3等で規制されているPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)及びPFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)に加え、その他の炭素数5~14のPFCA(ペルフルオロカルボン酸)、炭素数4~10のPFSA(ペルフルオロアルキルスルホン酸)、PFOA関連物質 等にも対応可能です。
分析対象として製品中含有量はもちろんのこと、工場等における作業環境測定、作業者の血中濃度測定、河川水等の環境調査等豊富な実績があり、高感度で信頼性の高い分析を実施しています。
製品中の含有分析については、欧州のCEN/TS 15968 : 2010、BS EN 17681-1, -2 : 2022を基本とし、試料の性状ごとに適切な抽出方法を採用しています。抽出液は、適宜精製・濃縮後、液体クロマトグラフ-タンデム質量分析計(LC-MS/MS)で測定します。定量下限値は1〜10 ng/g(ppb)程度(試料の種類、対象物質による)まで対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
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PFOSの構造式 |
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液体クロマトグラフ-タンデム質量分析計 |
PFOAの構造式 |
※1 有機フッ素化合物のうちペル/ポリフルオロアルキル化合物(Per- and polyfluoroalkyl substances)の総称
※2 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約
※3 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 (第一種特定化学物質として)