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化学構造解析

  1. 化学構造解析

化学構造解析

 以下の分析機器をはじめとした複数の手法による総合的な解析を行い、ゴム製品、プラスチック製品、塗料、シーリング材、接着剤などに使用されているポリマーや、有機系添加剤{加硫促進剤、加硫促進助剤、酸化防止剤(老化防止剤)、光安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、軟化剤など}の構造を特定します。また、構造を詳細に解析することで、各製品のポリマーが劣化しているかどうかの判定や劣化度の定量的評価を行います。

  • フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)
  • 熱分解ガスクロマトグラフ/質量分析計(PyGC-MS)
  • X線光電子分光装置(XPS、ESCA)
  • ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)
  • ガスクロマトグラフ/飛行時間型質量分析計(GC-TOF-MS)
  • 液体クロマトグラフ−飛行時間型質量分析計(LC-TOF-MS)
  • 液体クロマトグラフ/リニアイオントラップ-フーリエ変換ハイブリッド型質量分析計(LC-IT-FTMS)
  • 核磁気共鳴装置(NMR)

 GC-TOF-MS、LC-TOF-MS、LC-FTMSでは、精密質量を測定することが可能であり、精密質量から組成式を特定し、未知の化合物の推定を行うことができます。
 また、NMRはポリマーの一次構造(モノマー種、連鎖分布、共重合比、微量構造等)の分析法として極めて有用であり、加硫ゴム等の溶媒に不溶な高分子材料については、固体NMR法(DD/MAS法、CP/MAS法)、ゴムNMR法(FG/MAS法)、膨潤NMR法を適用することで構造解析が可能です。

・NMRの応用事例
  • 溶液2次元NMR法による添加剤の構造特定→詳細
  • 固体13C-NMR法による加硫天然ゴムの架橋構造解析→詳細
  • 固体19F-NMR法によるフッ素ゴムの共重合比の決定→詳細
  • 膨潤13C-NMR法による加硫クロロプレンゴムの構造解析→詳細
  • 固体29Si-NMR法による架橋シリコーンゴムの構造解析→詳細
  • FG/MASプローブを用いた固体2次元NMR法による加硫ゴムの構造解析→詳細
  • 固体1H-NMR法による架橋ポリウレタン(PU)の構造解析→詳細
  • NMR法による直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂及びアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂の共重合比の分析→詳細