2020年6月、厚生労働省は「食品添加物公定書(第9版追補版1)」を公表しました。その中で新規の食品添加物としてアルゴンが追加されています。アルゴンは、米国において一般に安全とみなされる物質であり、欧州連合(EU)においても、原則、全ての食品への使用が認められています。また、アルゴンは、その密度の高さから、同じ用途で使用されている窒素よりも気相を効率よく置換することが可能であるとも言われ、今後需要が高まることが予想されます。
本機構は、計量法に基づくJCSS制度において標準物質(標準ガス及び標準液)の指定校正機関(国の一次標準ガスを維持・管理する機関)として、標準ガスの製造技術及び測定技術を有しています。この技術を用いて食品添加物法公定書やJIS K1105:アルゴンに記載されている成分等【酸素、窒素、水(露点)、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン及び全炭化水素[メタン換算]】について信頼性の高い分析を行います。
※他の成分の分析に関してはお問い合わせください。
酸素濃度計、GC-MS、GC-FID、GC-TCD、光学式露点計、CRDS
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