業務案内

  1. Home
  2. 業務案内
  3. 製品開発・性能評価・事故原因調査
  4. 異物・付着物の受託分析

異物・付着物の受託分析

異物・付着物の受託分析

食品・医薬品・工業製品で認められる異物及び付着物の受託分析を実施します。
また、異物と比較対象が同一かどうかの異同調査も対応可能です。

概要

 食品や製品の品質向上、消費者からのクレーム対応の場面において、異物及び付着物の成分特定が求められる機会が増加しています。異物及び付着物の発生源は原料不純物、製造時の移行物、製品内部からの添加剤の析出(ブルーム物、ブリード物)、外部環境からの付着物、製造後に発生した変化物など様々であり、推定と異なる例も見受けられます。

本機構では豊富な実績で培われたノウハウと最新の技術を活用し、異物及び付着物の受託分析並びに異同調査を実施しています。
通常納期は3日〜5日(営業日)です。即日対応など短納期の試験も承ります。まずはご連絡ください。

ご相談の際には、下記項目に関する情報を準備いただくと、スムーズに進み、特定精度も向上します。
・異物のサイズ (例:目視可能、数10 μm程度、など)
・周辺の材料 (例:ポリエチレンに埋没、パン表面に付着、など)
・発生状況 (例:換気配管に詰まっていた、特定ロットで発生、など)

ご依頼後は以下の流れで分析を実施します。また、より詳細な分析方法及び分析例も掲載しています。

異物分析フローチャート(例)
ご依頼
お問合せフォームから詳細についてお知らせいただけると、御見積り、納期等、ご依頼についてより詳しくご説明します。
ステップ1:外観観察
左:キーエンス製 デジタルマイクロスコープ、右:日本電子製 走査型電子顕微鏡JSM-IT500HR/LA
デジタルマイクロスコープ(写真左)、SEM(電子顕微鏡)(写真右)などを使用し、異物の形態を拡大観察します。
ステップ2:定性分析
左:Thermo Fischer製 Nicolet iS20、Nicolet Continuμm、右:島津製作所製 EPMA-1720HT
FT-IR(写真左、分析例)による化学構造解析と、EPMA(写真右、分析例)、SEM-EDXによる元素定性分析により、例えばタンパク質、接着剤、ステンレス等、異物の材質を大まかな種類まで絞り込みます。この段階で異物の正体、侵入経路を推定できるケースもあります。
ステップ3:詳細分析(有機物)
Agilent Technologies製 7890B、5977A MSD Inert、フロンティア・ラボ製 ダブルショットパイロライザーEGA/PY-3030D
GC/MS法により有機物の種類を特定します。熱分解装置と併せ、低分子量の有機物からポリマーまで幅広い物質に対応可能です。
ステップ3:詳細分析(無機物)
Malvern Panalytical製 Empyrean
X線回折法(XRD、分析例)により、結晶性の無機物の定性分析を行います。ICDD刊行の粉末回折データベースに基づき、岩石由来の物質を特定します。
分析結果のご報告
最短で即日のご報告も可能です。お気軽にお問合せください。
問合せ先

受託分析をご希望の方は、以下の電話番号から直接お電話いただくか、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。

電話でのお問合せ
 0480-37-2601 (東京事業所 高分子技術部門)
 052-761-1185 (名古屋事業所)
 06-6744-2022 (大阪事業所)