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指定校正機関として培った技術(標準ガス)

  1. 指定校正機関として培った技術(標準ガス)

指定校正機関として培った技術(標準ガス)

◆精確な標準ガスを製造できます

計量法トレーサビリティ制度(JCSS)における特定標準ガスは真空ボンベ内に成分ガス及び希釈ガスを充填して製造します。成分ガス濃度は、充填前後のボンベの質量測定から算出され、成分ガス及び希釈ガスの充填質量をもとに算出します。ボンベの質量(約15 kg)に比べて充填量が非常に小さい(成分ガスは約10 g)ため、15 kg以上の質量をmg単位まで精確に(精度良く、確実に)測定する技術が必要になります。また、ガス充填作業についても、成分の特性に応じて複数の設備を使い分けています。

◆ガス(気体)濃度を精確に測定できます

標準ガスの成分濃度の値付け(濃度の決定)を目的成分・濃度に対して精確に実施できるよう、分析機器(GC, NDIR等)やオートサンプラー等の設備を使い分けています。
精確な測定には、精確な標準ガスを使用することも欠かせません。JCSSにおける特定二次標準ガスの値付け(校正)には、特定標準ガス(国家一次標準)が用いられます。
JCSS標準ガス以外の標準ガスの値付けをはじめとする以下に示した試験についても、特定標準ガスと同様の手順で製造した標準ガスを用いています。
 ・各種標準ガスの値付け(JCSS標準物質以外)
 ・ガス発生装置及び精製装置(酸素濃縮装置、空気精製装置等)の性能評価
 ・アルコール測定装置の性能評価
 ・光触媒材料の性能評価
また、ガス測定のノウハウを生かし、気体用微量水分計の校正も実施しています。

◆マネジメントシステムのもとで運営されています

JCSSにおける特定標準物質の製造及び特定二次標準物質の校正は、マネジメントシステムのもとに行われており、定期的にマネジメントシステムの審査及び技術審査を受けています。
また、ASNITE認定プログラムによりJIS Q 17025(ISO/IEC 17025)、JIS Q 17034(ISO 17034)を取得しています。このプログラムについても定期的に更新審査があり、マネジメントシステムの審査だけでなく、海外の技術評価員による技術審査も行われます。

◆技術力の評価を受けています

国家計量機関(各国の国家標準を所有している機関)では、各国の国家標準の同等性を確認するため基幹比較と呼ばれる試験を実施しています。標準ガス分野でも様々な成分・濃度で実施されており、本機構も参加しています。試験内容及び結果は、国際度量衡局のウェブサイトにて閲覧可能です。