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粘弾性

時間依存性測定 (周波数一定)

 時間依存性測定(周波数一定)では、材料の熱安定性を評価できます。加水分解を起こす材料で、試験時間中に分解が起きないかなどを確認できます。

 図は、貯蔵弾性率の時間依存性の概略図です。測定は、温度、周波数及びひずみを一定で行います。材料が熱及び変形に対して変化を起こさなければ実線となります。

 熱架橋、凝集等の内部構造の変化が起きれば破線のように増加する曲線となります。(複素粘度(=)として評価した熱硬化性樹脂、接着材の硬化挙動 はこちら)

 熱分解、凝集の崩壊等の内部構造の変化が起きれば点線のように減少する曲線となります。

 反応及び崩壊の速さによって、増加又は減少を開始する点が変わります。時間依存性測定(周波数一定)は、温度(温度依存性測定を参照)、周波数(周波数依存性測定を参照)及びひずみ(ひずみ依存性測定を参照)に依存して結果が変わるため、変化点の比較をする際には温度及び周波数、ひずみによって結果が変わることを考慮する必要があります。

  • 図 貯蔵弾性率の時間依存性の概略図
    図 貯蔵弾性率の時間依存性の概略図