2本のテーパーピン電極間に印加した直流電圧と電極間に流れる電流に対する比である抵抗を求めます。絶縁抵抗は試験片の体積抵抗及び表面抵抗の両方に依存します。
<対応規格>
・JIS K 6911「熱硬化性プラスチック一般試験方法」
・C 2139-3-3「固体電気絶縁材料の誘電特性及び抵抗特性−第3−3部:直流電圧印加による抵抗特性の測定−絶縁抵抗」 他
◆JIS K 6911の場合
試験片(40 mm×20 mm×厚さ10 mm又は原厚)に機械加工をおこない2箇所の孔をあけます。前処理*を行った試験片の2箇所の孔にテーパーピン電極を挿入し、密着していることを確認します。500 Vの直流電圧を印加し、規定時間(1分間)経過後の電極間の絶縁抵抗を測定します。
*前処理について
常態:20±2℃、65±5%RH×88〜94時間
煮沸:沸騰水中に2時間煮沸後、20±10℃の流水中で30分間冷却
試験機名称 :(株)エーディーシー製 ULTRA HIGH RESISTANCE METER R8340A
電極装置 :(株)川口電機製作所製 P-621型 テーパーピン電極(JIS B 1352規定、電極材質 銅)
シールドBOX内で測定を行います。
印加電圧 :0 V 〜 1000 V
図1 テーパーピン電極 | 図2 試験例 |
その他、お客様のご要望に応じて試験規格とは異なる条件での評価も可能です。また、原材料からの試験片成形、製品試料から切削加工による試験片作製も対応しています。
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