粘弾性測定装置RSA-G2は、材料の動的特性を決定するために用いられる装置です。縦振動モードで引張、圧縮、3点曲げ、カンチレバー曲げの測定が可能です。
対象の材料は、ゴム・プラスチック・複合材料であり、材料の形状は、糸・フィルム・シート・短冊・円柱に対応可能です。測定荷重範囲は、5×10-4 〜35 Nであり、DMA+1000と比較すると、低加重・低ひずみ・やわらかい材料の測定に適しています。
ジグの間に取り付けた試料に振動による周期的なひずみを加え、応答としての引張応力の波形とそれらの位相差から、貯蔵弾性率や損失弾性率、損失正接等の項目を測定します。
材料のガラス転移点を測定するために主に用いられます(温度依存性測定)。
RSA-G2の装置仕様を表1に示します。
表1 RSA-G2の装置仕様及び測定項目
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