業務案内

  1. Home
  2. 業務案内
  3. 材料・素材(ゴム・プラスチック等)
  4. レオロジー・粘弾性
  5. RSA-G2

粘弾性

RSA-G2

粘弾性測定装置RSA-G2は、材料の動的特性を決定するために用いられる装置です。縦振動モードで引張、圧縮、3点曲げ、カンチレバー曲げの測定が可能です。

 対象の材料は、ゴム・プラスチック・複合材料であり、材料の形状は、糸・フィルム・シート・短冊・円柱に対応可能です。測定荷重範囲は、5×10-4 〜35 Nであり、DMA+1000と比較すると、低加重・低ひずみ・やわらかい材料の測定に適しています。

  • 図1 RSA-G2の外観
    図1 RSA-G2の外観

・振動モード

 ジグの間に取り付けた試料に振動による周期的なひずみを加え、応答としての引張応力の波形とそれらの位相差から、貯蔵弾性率や損失弾性率、損失正接等の項目を測定します。

・一般的な測定の目的

 材料のガラス転移点を測定するために主に用いられます(温度依存性測定)。

 

 RSA-G2の装置仕様を表1に示します。

表1 RSA-G2の装置仕様及び測定項目

装置名 TA Instruments社製 RSA-G2
温度範囲 -100 〜 500 ℃
*-100 ℃以下は要相談
測定モード 振動モード
周波数 2×10-5 Hz 〜 100 Hz
最大荷重 35 N (3500 g)
変形モード 引張
圧縮
3点曲げ
カンチレバー曲げ
 
測定対象 ゴム・プラスチック・複合材料・金属・食品・セラミックス・接着剤  他
試験規格 ISO 6721, JIS K 7244
測定項目 複素弾性率 E’, E”, E*
複素コンプライアンス J’, J”, J*
損失正接 tand
代表的な
測定内容
温度依存性周波数依存性ひずみ依存性時間依存性測定応力緩和測定クリープ測定温度時間換算則 他