危険物判定

固体は水中置換法、液体は振動式密度計法で密度を測定します(JIS K6268、K7112、K0061等)。固体では劣化処理前後の質量・体積変化も求められ、液体は0〜90℃の広い温度範囲で測定可能です。


当機構は、消防法並びに国連勧告に基づく危険物判定や、SDS(Safety Data Sheet)に必要な各種材料の 引火点、発火点、燃焼熱量等の測定を行っています。

密度測定

当機構は、固体および液体の密度測定を行っています。
対応する主な試験規格は、固体がJIS K 6268「加硫ゴム-密度測定」、JIS K 7112「プラスチック-非発泡プラスチックの密度および比重の測定方法」、液体がJIS K 0061「化学製品の密度および比重測定方法」、JIS Z 8804「液体の密度および比重の測定方法」です。

固体の密度測定(水中置換法)

  • 同一試験片の空気中の質量と水中の質量を測定することで、試験片の体積および密度を計算する方法。
  • 各種劣化処理の前後における質量変化、体積変化を求めることができます。
自動比重計

液体の密度測定(振動式密度計法)

  • 試料をガラスセルに封入し、一定の振動を加えることで得られる振動周期から密度を求める方法。
  • 測定温度が0~90℃と広範囲の温度条件での測定が可能です。
振動式密度計

沸点(初留点)測定

当機構は、液体の沸点(初留点)測定を行っています。
液体を蒸留させた際、凝縮管の下端から留出液の最初の1滴が落下した時の温度を初留点、毎秒数滴の速度で還流が繰り返される温度を平衡還流沸点と呼びます。

沸点(初留点)測定

  • 試験法は、平衡還流沸点がJIS K 2233、初留点はJIS K 2254(ISO 3405に相当) もしくはJIS K 0066となります。
  • 平衡還流沸点は消防法における危険物第4類の沸点測定法として規定されており、初留点は国連勧告におけるクラス3(引火性液体)の区分方法として規定されています。
  • 試験必要量は平衡還流沸点、初留点ともに300mL。測定温度の上限は平衡還流沸点が 300℃、初留点は400℃までです。
初留点測定装置

燃焼継続性(セタ開放式)

当機構は、指定温度で液体試料を外部の着火源に近づけた際に発生する、燃焼の継続性について評価を行っています。

燃焼継続性試験

  • 国連勧告で規定される引火性液体について、燃焼継続性を確認するための試験です。
  • 1回の試験量が2mLと、少量での試験が可能です。
  • 室温から300℃までの任意の温度で試験が可能です(0.5℃単位で設定可能)。
  • ASTM D4206、BS 3900 PartA11、ISO 9038など海外規格にも対応しています。
燃焼継続性試験器

粘度測定

当機構は、液体の粘度測定を行っています。
JIS Z 8803では液体の粘度測定として細管粘度計、落球粘度計、回転粘度計、振動粘度計などさまざまな方法が規定されていますが、次に示すのは回転粘度計の一つである単一円筒型回転粘度計です。

  • 液体中でローターを回転させた際の抵抗より粘度を求めます。
  • 回転速度および使用するローターの組み合わせにより1.0 ~ 2.0×106 mPa・sと広範囲の測定が可能です。
  • 測定温度範囲は5 ~ 80℃です(付属の恒温水槽を使用)。
  • 通常の試験必要量は500mLですが、少量アダプターを使用することで10mLでの測定が可能となります。
単一円筒型回転粘度計

担当部門:高分子技術部門

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