屈折率測定

空気と物質の境界で光が曲がる度合い(屈折率)を、臨界角法のアッベ屈折計で測定します。液体およびガラス・合成樹脂・フィルムなどの透明な固体が対象です。日本薬局方、JIS K 0062、シリコーン油基準などに対応します。


屈折率の測定方法には、最小偏角法、臨界角法(アッベ式、プルフリッヒ式)、Vブロック法等があります。本機構では、アッベ屈折計を使用して液体および固体(ガラス、合成樹脂、フィルム等の透明な固体)の屈折率を測定します。

アッベ屈折計による測定法

空気中で光が物質の境界面を通過する際、屈折現象が生じます。この屈折現象において、入射角θ1の正弦と屈折角θ2の正弦との比が物質の屈折率を表します。アッベ屈折計では、臨界角法を用いてプリズムからの射出角θtを測定することで屈折率を求めます。

アッベ屈折計の概要
臨界角法の原理

規格および適用材料の例

屈折率に関する主な規格適用材料
日本薬局方 2.45 屈折率測定法医薬品、原料、精油
JIS K 0062 「化学製品の屈折率測定方法」化学製品
(均質で透明な固体または液体)
平成7年12月20日薬機第327号
厚生省薬務局医療機器開発課長通知
「注射針および注射筒等に潤滑剤として用いる
シリコーン油の基準について」
別添 医療用具用潤滑剤 シリコーン油基準(I)
シリコーン油

アッベ屈折計:装置仕様

光源ナトリウムランプ(D線)
測定範囲1.470~1.870(液体、個体、フィルム)
または
1.300~1.700(液体、フィルム)
最小目盛0.0001
測定精度±0.0002(試料の特性等により、精度を保証できない場合があります)

固体試料について

試料寸法最適な試料の寸法(直方体)
縦 20~30 mm×横 8 mm×厚み 3~10 mm
必要個数3個以上
採光面と測定面下図の採光面(光が当たる面)と測定面(装置に接着する面)は、光沢のある平面が最適です。平面度が悪い場合、誤差の原因となります。

担当部門:高分子技術部門

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