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発がん性スクリーニング(CARCINO screen®)

  1. 業務概要

業務概要

1. 発がん性予測システム(CARCINOscreen®)について

 発がん性スクリーニングの一環として、本システム(CARCINOscreen®)を開発しました。

 本システムは化合物を投与したラット肝臓における遺伝子の発現量を測定し、発がん性予測用にカスタマイズされた遺伝子群を用いて、早期に化合物の発がんリスクを予測するものです。通常のげっ歯類を用いた発がん性試験は投与期間として2年間が必要ですが、本システムでは14日間もしくは28日間の短期間投与で得られる生体試料を適用できることが大きな特徴です。

2. 発がん性予測システム(CARCINOscreen®)のメリット

 化合物が生体内に入ると、ADME(吸収・分布・代謝・排泄)を経て毒性を示す場合があります。本システムは化合物の発がん性を早期にスクリーニングできる手法の一つとして、生体試料を用いることで生体反応を反映したデータを得ることができ、より精度の高い予測結果を得ることができます。

 また、化審法で実施される28日間反復投与試験や長期毒性試験の用量設定試験(14日間反復投与試験)等から得られる生体試料を本システムに適用することができますので、大幅なコスト短縮が可能となります。

受託解析の詳細に関してはこちらをご覧ください。

3. 本機構の活動

 本システムは、本機構がNEDOプロジェクト(3社共同研究)の成果を活用して、独自に開発した短期発がん性予測システムです。得られた成果は学会/論文発表を積極的に行っています。

〔論文発表〕
  • Matsumoto H, Yakabe Y, Saito K, Sumida K, Sekijima M, Nakayama K, Miyaura H, Saito F, Otsuka M, Shirai T. Discrimination of carcinogens by hepatic transcript profiling in rats following 28-day administration. Cancer Inform. 2009, 13;7:253-69.
  • Sumida K, Saito K, Oeda K, Otsuka M, Tsujimura K, Miyaura H, Sekijima M,Nakayama K, Kawano Y, Kawakami Y, Asamoto M, Shirai T. Optimization of an animal test protocol for toxicogenomics studies (ii); a cross-laboratory gene expression analysis. J Toxicol Sci. 2007,32(1):33-45.
  • Sumida K, Saito K, Oeda K, Yakabe Y, Otsuka M, Matsumoto H, Sekijima M,Nakayama K, Kawano Y, Shirai T. A comparative study of gene expression profiles in rat liver after administration of alpha-hexachlorocyclohexane and lindane. J Toxicol Sci. 2007, 32(3):261-88.
  • Nakayama K, Kawano Y, Kawakami Y, Moriwaki N, Sekijima M, Otsuka M, Yakabe Y, Miyaura H, Saito K, Sumida K, Shirai T. Differences in gene expression profiles in the liver between carcinogenic and non-carcinogenic isomers of compounds given to rats in a 28-day repeat-dose toxicity study. Toxicol Appl Pharmacol. 2006, 217(3):299-307.
〔学会発表:国内〕
  • 日本環境変異原学会:新人奨励賞(2003年)、(2004年)、(2005年)
  • トキシコゲノミクス国際フォーラム(2004年)
  • 毒性病理学会;学会発表賞(2005年)、(2006年)
  • 日本トキシコロジー学会;優秀研究発表賞(2009年)、(2010年)
  • 日本癌学会(2008年)、(2009年)
〔学会発表:海外〕
  • Society of Toxicology (SOT) [米国毒性学会] (2005年)、(2011年)
  • ICEM2005 Satellite Meeting: Toxicogenomics(2005年)