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マスクフィットテスト

  1. マスクフィットテスト

マスクフィットテスト

 金属アーク溶接作業者へのマスクフィットテストが義務化されました

 金属アーク溶接作業から発生する溶接ヒュームへのばく露により、作業者は神経機能障害や肺がんなどの健康障害を及ぼすおそれがあります。そのため、労働安全衛生施行令等では、金属アーク溶接等を行う作業者について作業時の溶接ヒュームの個人ばく露測定を実施し、その結果に応じて、十分にばく露を低減できる性能を持つ呼吸用保護具(マスク)を作業者に着用させることを義務付けています。

 しかし、マスクが適切に装着されていないと、マスク内に入り込んだ溶接ヒュームにばく露され、健康障害を引き起こす原因となります。そのため、令和5年4月1日より、面体を有するマスクを使用する場合は、1年ごとに1回、呼吸用保護具が適切に装着されていることを確認する試験(フィットテスト)の実施が義務となりました※1。フィットテストは現在溶接作業に従事している作業者が対象となるほか、新しく溶接作業に従事する場合や、マスクの型式を変えた場合等に実施が必要です。

 本機構では、JIS T 8150 (呼吸用保護具の選択、使用及び保守管理方法)に定める方法で定量的マスクフィットテストを受託しています。この定量的マスクフィットテストでは、呼吸用保護具の内側と外側の粒子数を専用の装置で測定・比較することで、マスクが適切に装着されているか否かを判定します。人の味覚により簡易的に判定する定性的フィットテストと比較して、より正確で客観的な評価が可能です。

 試験費用は測定対象者の人数等に応じて見積りますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

※1 金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場に係る溶接ヒュームの濃度の測定の方法等(厚生労働省告示第286号)