非接触式3Dスキャナによる寸法測定

非接触3Dスキャナで測定物の形状を3次元データ化し、寸法や断面を計測します。設計CAD・金型データとの比較や、加熱・処理前後の変形をカラーマップで可視化します。


非接触式の3Dスキャナは、さまざまな測定物の形状を3次元データとして取り込むことのできるシステムです。取り込んだ図から任意区間の寸法測定だけでなく断面測定といった3次元的な評価ができることが特徴で、金型や設計CADデータと成形品を比較するリバースエンジニアリング、任意暴露処理前後における3次元的寸法変化測定など応用例は多岐にわたります。カラーマップ化することで変形や寸法差を視覚的に捉えることが可能となります。

システム外観
ダンベル状試験片の測定例

仕様

型式ATOS Core 135 (GOM社製)
測定可能サイズ270 mm×200 mm×200 mm
測定誤差0.009 mm

寸法のトレーサビリティとして光学式測定機器の評価ガイドラインVDI2634 に対応しています。

万能試験機を用いた引張,圧縮,せん断変形時の寸法変形解析や、恒温槽と組み合わせた高温, 低温環境下での寸法測定することが可能です。
測定対象を動かせない場合は、出張測定も承ります。

解析例(複雑形状調理具(PP製)の熱履歴付与における変形評価)

凹凸が多く、形状が複雑な試料でも、複数の角度からの画像データを重ね合わせることで正確な3Dデータ化が可能です。

対象製品を加熱処理した際の寸法変化測定の例を示します。
加熱処理前後の製品3Dデータを重ね合わせることで、寸法変化量のカラーマッピング化が可能です。上図の例では赤色で示されている部分が手前側に反りが認められ、青色で示されている部分は奥側に反りが認められています。本法はこのように複雑なねじれ変形をする場合の寸法評価において特に有用です。

例では処理前のデータを基に測定していますが、金型寸法や設計図面データとの比較(リバースエンジニアリング)も可能です。

担当部門:高分子技術部門

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