塩水噴霧試験
中性塩水噴霧試験は、塩害による腐食の評価に広く用いられる代表的な腐食促進方法です。主に塗料や塗膜、めっき、防錆剤、金属からプラスチック材料が対象となり、処理後の試料は目視やレイティングナンバ法、またはXカット法による外観観察などにより腐食の判定を行います。
試験手順、①試料を斜めに立てかけ装置内に置きます。②噴霧ノズルから霧状の塩水を、試料に対して均一に噴霧します。③処理後、試料に付着した塩を水で洗い流します。④腐食の評価に供します。
装置内部

仕様
| 型式 | STP-90V(スガ試験機株式会社) |
|---|---|
| 温度 | 35℃±1℃ |
| 噴霧液 | 5%中性塩水(PH6.5~7.2) (濃度の変更は対応可能) |
| 試料取り付け角度 | 垂直に対して15°または20° |
その他、製品形状や大型の試験片も対応できます。ご相談ください。
Xカット法による塗膜の外観変化 例)中性塩水噴霧処理

塩水噴霧試験後の塗膜の総合評価も行っています。
主な対応規格
| 金属 | JIS Z 2371 ISO 9227 |
|---|---|
| めっき | JIS H 8502 |
| 塗料、塗膜 | JIS K 5600-7-1 |
| 自動車 | JIS D 0201 |
複合サイクル試験
本装置は、塗料や塗膜、めっき、金属材料の腐食状態を装置内で塩水噴霧、乾燥、湿潤のサイクルを繰り返すことで腐食の促進性を高めることができ、対象材料の腐食性を短時間で評価可能です。塩水噴霧試験と比べ、サイクルの組み合わせにより実環境下に近い腐食性の評価が可能で、近年では自動車業界を中心に製品、材料の寿命推定にも用いられます。
試験手順、①試料は斜めに立てかけ装置内に置き、②条件設定をします。③処理後、試料の付着物を水で洗い流し、④腐食評価に供します。
装置内部

仕様
| 型式 | CYP-90(スガ試験機株式会社) |
|---|---|
| 塩水噴霧過程 | 35℃±1℃, 50℃±1℃ 5%中性塩水 |
| 乾燥過程 | 外気温+10℃~70℃±1℃ 25±5%RH@60℃ |
| 湿潤 | 外気温+10℃~50℃±1℃ 60~90±5%RH@50℃ |
| 試料取り付け角度 | 垂直に対して15° または20° |
その他、製品形状や大型の試験片も対応できます。ご相談ください。
Xカット法による塗膜の外観変化

複合サイクル試験後の腐食の総合評価も行っています。
主な対応規格
| めっき | JIS H 8502 |
|---|---|
| 塗料、塗膜 | JIS K 5600-7-9 |
| 電気、電子 | JIS C 60068-2-52 |
| 自動車 | JASO M609 JASO M610 |