生態毒性試験

藻類・ミジンコ・魚類などを用いて、化学物質が水生環境に与える毒性影響を評価します。OECDテストガイドラインに準拠した試験(GLP)について、35年以上の実績があります。WETやバラスト水関連試験にも対応します。


業務概要

生態毒性試験は、化学物質の生態系への影響を評価する試験です。我が国では生態系に意図的に放出される農薬を中心に試験が実施されてきましたが、平成15年の化審法改正において生態毒性試験が導入され、10トン超製造・輸入される難分解性の工業化学物質等に対して試験が要求されるようになりました。

当機構の活動

当機構は、魚類急性毒性試験をはじめとして、35年以上の生態毒性試験の実績があります。化審法および農薬申請で必要な試験のみならず、さまざまな水生生物を用いた試験をGLP基準で実施することが可能です。

また、当機構は、排水処理における化学物質の影響を評価することを目的とした全排水毒性試験(WET試験)も実施することができます。

さらに、船舶バラスト水管理システムのIMO認証で必要とされるバラスト排出水の生態毒性試験や各種関連物質の濃度測定等を実施します。

その他、GHS分類やCLP規則に基づく分類のための簡易生態毒性試験をリーズナブルな価格で実施しており、国連危険物輸送勧告に基づく分類や、マルポール条約の海洋汚染物質の判定等にご利用いただくことが可能です。また、混合物、製品、ナノ材料や内分泌かく乱化学物質の生態毒性試験、海産生物を用いた各種生態毒性試験についても実施しています。

当機構で実施可能な生態毒性試験および対応可能な生物については試験項目一覧をご覧ください。

藻類

オオミジンコ
メダカ
ユスリカ
ウキクサ

試験項目一覧

実施可能な生態毒性試験項目と主な適用例

急性/短期生態毒性試験

化審法農薬SDS暴露・リスク評価生分解性プラエコマーク塗膜剥離剤
ガイドライン
資料PDF
藻類生長阻害試験 OECD TG201○○○○○○
ミジンコ類急性遊泳阻害試験 OECD TG202○○○○○○
魚類急性毒性試験 OECD TG203○○○○○○○
ユスリカ幼虫遊泳阻害試験 OECD TG235○○ユスリカ幼虫遊泳阻害試験
魚類胚期急性毒性試験 OECD TG236○魚類急性毒性試験

生分解性プラ:生分解性プラ識別表示制度(旧:グリーンプラ識別表示制度)

TG:テストガイドライン

中長期生態毒性試験

化審法農薬SDS暴露・リスク評価生分解性プラエコマーク塗膜剥離剤
ガイドライン
資料PDF
魚類の初期生活段階毒性試験 OECD TG210○○○○魚類の初期生活段階毒性試験
魚類稚魚成長毒性試験 OECD TG215○
ミジンコ類繁殖試験 OECD TG211○○○○
底質によるユスリカ毒性試験 OECD TG218,TG219○○○
ウキクサ生長阻害試験 OECD TG221○○

生分解性プラ:生分解性プラ識別表示制度(旧:グリーンプラ識別表示制度)

TG:テストガイドライン

その他の生態毒性試験

化審法農薬SDS暴露・リスク評価生分解性プラエコマーク塗膜剥離剤
ガイドライン
内分泌かく乱化学物質関連試験 OECD TG229,TG230○

生分解性プラ:生分解性プラ識別表示制度(旧:グリーンプラ識別表示制度)

TG:テストガイドライン

実施可能な試験生物一覧

淡水コイ、メダカ、ドジョウ、ウナギ、ゼブラフィッシュ、ニジマス、アユ、ヤマメ、ファットヘッドミノー、オオミジンコ、ニセネコゼミジンコ、ミナミヌマエビ、ヌカエビ、ヨコエビ(Hyalella azteca)、スジエビ、ザリガニ、サワガニ、シジミ、タニシ、藻類(ムレミカヅキモ、イカダモ、フナガタケイソウ(ナビクラ)、アナベナ、シネココッカス)、水草(コウキクサ)、ユスリカ幼虫、カゲロウ幼虫、ホタル幼虫等
海水ジャワメダカ、マダイ、ヒラメ、ボラ、クルマエビ、Mysid shrimp、フサゲモクズ、シオダマリミジンコ、アサリ、海産藻類(Skeletonema.sp、ノリ等)、ウニ(バフンウニ)等

物質、用途に応じて、実施する試験についてはご相談ください。また、上記以外にも、試験生物を含めてお客様の目的に応じた試験設計が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

担当部門: 化学物質安全部門

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