物理化学的性状試験

融点・沸点・溶解度・分配係数・蒸気圧など、化学物質の基本的な物理化学特性を測定します。OECDテストガイドライン(TG102〜122等)やISO規格に準拠して実施します。


試験項目一覧

項目試験法化審法EU
REACH
1-10t/y
農薬SDS暴露・リスク評価
融点OECD TG102○ ○○○
沸点OECD TG103○ ○○○
蒸気圧(静的方法、気体流動法)OECD TG104○ ○○○
密度(液体、固体)OECD TG109○ ○○○
水溶解度(フラスコ法、カラム溶出法)OECD TG105○ ○○○
分配係数
フラスコ振とう法      HPLC法
OECD TG107
OECD TG117
○○ ○○○
解離定数OECD TG112○○○○
加水分解性OECD TG111○○○
土壌吸着 バッチ法 
HPLCによるKoc測定
OECD TG106
OECD TG121
○○○
熱安定性OECD TG113○○○
有機溶媒溶解度(フラスコ法)OECD TG105○○○
色調農薬取締法等 ○○
形状農薬取締法等 ○○
臭気農薬取締法等 ○○
スペクトル(NMR(1Hのみ)、UV、IR、MS)OECD TG101(UV) ○
成分分析(5ロット分析等)農薬取締法等 ○
pH、酸度およびアルカリ度  OECD TG122○○
表面張力  OECD TG115○
粒度分布(レーザー回折・散乱法) ISO等 ○

分配係数測定試験

分配係数測定試験

水と1-オクタノールの混液に化学物質が溶解した際の、それぞれの液層中の化学物質の濃度比(分配係数)を測定します。水中に対する1-オクタノール中の化学物質濃度が高くなるほど疎水性(脂溶性)を示す数値となります。

当機構の活動

化審法申請を目的としたものを中心に、これまで数多くの物質について分配係数測定試験を実施しています。また、解離性物質について分配係数測定試験を実施する場合、非解離条件で実施する必要がありますが、非解離条件を確認するための解離定数測定試験も実施しています。

農薬製剤の経時安定性試験

試験ガイドライン

「農薬の登録申請において提出すべき資料について(平成31年3月29日付け30消安第6278号農林水産省消費・安全局長通知)」
における「安定性、分解性その他の物理的化学的性状」の経時安定性試験を実施しています。
CIPAC MT 46.3: Accelerated storage procedureに従い、有効成分の含有濃度、製剤の物理的化学的性状、容器の状態を調査します。
試験は、GLP適合で実施します。

保存期間

保存期間は少なくとも農薬の使用期限を保証できる期間となります。2年を超えて使用期限を保証する場合、40 ℃で1カ月間の試験は、室温での1年と同等の保証ができると見なします。
保存期間や保存温度(室温、40 ℃)は、ご要望に対応しますのでご相談ください。

対応製剤

粉剤 粒剤 微粒剤 細粒剤 粉末 水和剤 水溶剤 乳剤 液剤 展着剤 (その他お問い合わせください)

試験項目

有効成分の含有濃度、容器の状態の他、以下の項目について経時安定性試験を実施しています。
①外観(色調・形状)②粉末度 ③粒度 ④希釈液安定性または水和性 ⑤水溶解性または水溶性 ⑥懸垂性
⑦DL 粉剤に対する試験(平均粒径および 10 μm 以下の粒子割合の算出)⑧水溶性フィルム入りの製剤に対する試験(水溶性フィルムの水溶解性)
(その他お問い合わせください)

報告事項

試験開始時および試験終了時の有効成分の含有濃度、製剤の物理的化学的性状、容器の状態並びに分析法および有効成分の分解率。

豊富な経験と実績

当機構では、農薬登録申請を目的とし、これまで数多くの製剤について経時安定性試験を実施しています。
CIPACの試験方法だけでなく、JISや自社規格での対応につきましてもご相談を承ります。
また、その他の物理的化学的性状試験も数多く実施していますのでお気軽にお問い合わせください。

担当部門:化学物質安全部門

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